1 採用募集をかけていますが、応募者がほとんど集まりません
ポイント2 「自社の強みは何か?」
「自社の強みは何か?」自社のお客様からどういう評価をいただいているかを明確な形で示せるようにする、このことは採用における最重要ポイントになります。ここが明確に示されていない会社が非常に多く見られます。
実際に強みがないわけでないわけではありません。会社が長く続くという事は、必ずその会社の強みがあります。
確かな強みはあるが、それを表に出して表現しなければ、それはないことと同じ意味になっています。
「会社の強み」が示されているか、示されていないのであれば作ってアピールしていくことが必要になります。
採用の場面での自社の強み、これにはどのようなものがあるか見ていきます。
@いろいろなことを任されて裁量のある仕事ができる
A経営(者)と近い
B人・人材こそが重要と考える経営(者)である
Cお客様から強い信頼を感謝をたくさん集めている
上記のポイントをもとに、他社にはない自社のオンリーワン、ユニークさ、経営者の魅力、企業理念を具体的にし、ポイントに共感する候補者が集まるものを作り上げます。
小さな会社が採用で勝つためには「共感を生むストーリー」をアピールするしかありません。
共感を生むストーリーを作るための具体例として以下のものがあげられます。全部入れる必要はありませんが、できるだけ多くの項目を入れていただきたいと考えます。
「社長はどのような思いで会社を作ったのか?」
「社長はこれからこの会社をどうしていきたいのか?」
「社長はこれまでどんな人生を送ってきたのか?」
「経営理念は何か?」
「お客様からどんな感謝を集めている企業なのか?」
「働いている社員はどんな時にやりがいを感じているのか?」
「他の会社にはないこの会社のユニークさ・違いは何か?」
「会社が危機に陥ったときはいつか?それをどうやって乗り越えたか?」
出来上がったら、チェックしてください。
【自社の強みチェック項目】
□自社の強みは、給与等の待遇・待遇を消しても魅力ある企業となっていますか?(ここで勝負しても大きな企業には絶対負けます!)
□「この会社で働きたい!!」と思わせる内容になっていますか?
最後に経営者のメッセージを付けます。
この会社をどうしていきたいのか?これから未来に向かって何をしていきたいのか?
ありきたりの堅苦しいあいさつではなく、経営者らしいメッセージにして下さい。経営者の顔出しは必須であると考えます。
自社の強みを作っていく際、できれば会社全体を巻き込んでいただきたいと考えています。経営者が思っていることと違う事に社員が魅力に感じている事あるかもしれません。逆に会社に対する不満が出てくるかもしれません。社内の不満をつぶす、解消することは、採用において大切なことです。
ハードルは高いですが、直接お客様に聞く、というのも一つの手です。お客様の本音の言葉には、感ならず気づきがあります。
社員からの聞き取りになると、経営者には言いにくい、という事もあり中々本音を引き出せないこともありますので、第三者による聞き取りも効果があります。
【要約】
他社にはない自社の強みをきっちり取りまとめる。
出来上がったものを外に向けてアピールする。
アピールの方法については、
「ポイント3 自社のホームページにまず何が記載されているか?」でお伝えします。